【なぜ】長嶋茂雄さん逝去に騒ぐ理由がわからない!元プロ野球選手はたくさんいるのに特別なの？

2025年6月3日

このサイトはプロモーションを含みます

こんにちは！

2025年6月3日午前6時39分、「ミスタープロ野球」と呼ばれた長嶋茂雄・巨人終身名誉監督が89歳で死去したと速報が流れました。

SNSやニュースで「長嶋茂雄さん逝去」の話題が大騒ぎになっているのを見て、「なぜここまで？」と正直ピンとこない方も多いのではないでしょうか。

私自身も“プチ野球好き”として、野球は好きだけど熱狂的ファンではないので、世間の熱狂ぶりに少し戸惑いを感じています。

この記事では、「なぜ長嶋茂雄さんの訃報がここまで大きなニュースになるのか？」を、同じように疑問を持つ方と一緒に考え、長嶋茂雄さんの偉業や存在感についてもわかりやすくまとめていきます。

長嶋茂雄さん逝去にSNSもニュースも大騒ぎ…そのワケは？

6月3日朝、長嶋茂雄さんが89歳で亡くなったというニュースが流れると、テレビ各局は速報テロップや臨時ニュースを放送し、SNSでも「ミスター逝く」「日本の宝が…」といった投稿が一気にトレンド入りしました。

この盛り上がりを見て、「普通の元プロ野球選手が亡くなっただけで、なぜここまで？」と感じるのは自然な感覚です。

実際、現役を引退したスポーツ選手の訃報がここまで大きく扱われることは、他の競技や選手ではあまりありません。なぜ長嶋茂雄さんだけが、これほどまでに“特別”なのでしょうか？

まず、長嶋茂雄さんがどんな人物だったのか、簡単におさらいします。

「ミスタープロ野球」「ミスタージャイアンツ」などの愛称でも知られ、まさに“日本野球界の象徴”ともいえる存在でした

長嶋さんは、単なる「すごい選手」ではありません。昭和～平成の日本で“国民的ヒーロー”として、老若男女問わず多くの人に親しまれてきました。野球ファンだけでなく、普段野球を見ない人も「長嶋茂雄」の名前は知っている。それほどまでに、日本社会に影響を与えた存在です。

長嶋さんのプレーは、勝つためだけでなく「観客を楽しませる」ことを常に意識していました。

ヘルメットが飛ぶほどの豪快な空振りや、全力疾走、時にはわざと失敗して観客を沸かせるなど、エンターテイナーとしても一流でした。

また、数々の名言やユーモラスな言動、誰にでも分け隔てなく接する人柄も、多くの人に愛された理由です。

長嶋さんがプロ入りした1958年は、戦後復興が進み、日本が高度経済成長に向かう時代でした。

テレビの普及とともにプロ野球人気が爆発し、長嶋さんは「明るく、前向きで、努力家」という理想的なヒーロー像として国民に希望を与えました。

巨人軍は日本一人気のある球団。その中で王貞治さんと並ぶ「ON砲」の活躍は、まさに“伝説”。

巨人のV9（9年連続日本一）という前人未到の記録を支えた中心選手でした。

長嶋さんは引退後も監督として活躍し、さらに「終身名誉監督」として球界の象徴であり続けました。

国民栄誉賞や文化勲章を受賞したことで、スポーツ界を超えた“日本の顔”となったのです。

このように、長嶋さんの訃報は単なる「有名人の死」ではなく、“日本社会の一つの時代が終わった”という象徴的な意味合いを持つため、メディアもSNSも大きく取り上げるのです。

正直、野球にそこまで興味がない人や、若い世代にとっては「なぜここまで？」と違和感を持つのは当然です。ですが、長嶋茂雄さんは、スポーツの枠を超えて「日本の希望」や「夢」を体現した存在でした。

たとえば、サッカーでいうペレやマラドーナ、音楽でいうビートルズ、漫画でいう手塚治虫のように、「その分野の象徴的存在が亡くなった」ときの社会的インパクトに近いものがあります。

年代	主な実績
1958	巨人入団、4番打者、新人王、本塁打王・打点王
～1974	首位打者6回、本塁打王2回、打点王5回、MVP5回、ベストナイン17回、V9達成
1974	「我が巨人軍は永久に不滅です」引退スピーチ
監督時代	リーグ優勝5回、日本一2回
2013	国民栄誉賞受賞
2021	文化勲章受章（プロ野球界初）