こんばんは!
NHK総合、1月20日22:45から放送の
「ドキュメント72時間」は、
『神戸 小さなお好み焼き屋にて』と題し、
新長田1番街商店街で営まれる小さなお好み焼き屋
『いろは』が舞台。
新長田といえば、
1月17日で28年を迎えた、
阪神・淡路大震災の被災地の1つ。
新長田1番街商店街も例外ではありません。
焼野原となった新長田は、
今ではきれいに整備され、
全長18m等身大鉄人28号が見下ろす商店街となっています。
『いろは』が震災を乗り越え今に至る、
お店のご紹介からしていきますね!
最後までお付き合いくださいませ!
新長田1番街商店街のお好み焼き屋『いろは』
JR三ノ宮駅から10分でJR新長田駅に着きます。
JR新長田駅の南側に位置するのが、
新長田1番街商店街です。
その南側の方にあるのが、
『いろは』です。
![](https://i0.wp.com/kokohorenyann.com/wp-content/uploads/2023/01/150x150_square_079c93c810444f4aac2f42570bd1a332.jpg?resize=229%2C229&ssl=1)
昭和57年〜、お好み焼き、そばめし、やきそば、回転焼きの専門店です。
美味しい!安い!ボリューム満点!をモットーに長い間、
老若男女問わず皆様に愛され続けてきました。
是非、こだわりの味を、ご賞味下さい!
との、お店からのコメントです。
メニューを一部ご紹介しますね。
![](https://i0.wp.com/kokohorenyann.com/wp-content/uploads/2023/01/150x150_square_141496737.jpg?resize=191%2C191&ssl=1)
ぶた玉430円!!安い!!
![](https://i0.wp.com/kokohorenyann.com/wp-content/uploads/2023/01/150x150_square_149051553.jpg?resize=194%2C194&ssl=1)
長田名物!すじコン入りそばめし500円!
そばめしって?って思われた方。
その名の通り、短く切った焼きそばとごはんが混ざったものです。
”ぼっかけ”と呼ばれる、
牛すじとこんにゃくを煮込んだものが
入っているのが特徴です!
![](https://i0.wp.com/kokohorenyann.com/wp-content/uploads/2023/01/150x150_square_155204280.jpg?resize=224%2C224&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/kokohorenyann.com/wp-content/uploads/2023/01/150x150_square_97361338.jpg?resize=150%2C150&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/kokohorenyann.com/wp-content/uploads/2023/01/150x150_square_97361339.jpg?resize=150%2C150&ssl=1)
そして、いろは饅頭。
長田では「太鼓まん」というそうです!
あずき、白あん、カスタード、いずれも100円。
この太鼓まんという呼び方、
地方によって違うのではないでしょうか?
御座候、回転焼き、大判焼き、などいろいろですね。
お店の前のテーブルで食べることもできますよ!
営業時間:10:00〜20:00
定休日:なし
電話:078-611-1798
住所:神戸市長田区大橋町6-1-1-111
地元の人々、老若男女に親しまれる『いろは』
お昼を買いに来るおばちゃん、
お好み焼きをテイクアウトし鉄人の見下ろす公園で日向ぼっこがてら食べる
1人ぐらしのおじいちゃん、
ご近所のおばあちゃん2人ですじやきそばを食べに来た2人、
アクロバットスポーツの練習前に寄り、いろは饅頭を「食べ~」と
もらう若いお兄さん、
公園で遊んでお腹がすいた小学生がいろは饅頭を店頭で食べながら恋バナ、
何回も振られているそう(笑)。
震災後街を離れたが復興後に戻ってきてまた店に通うようになったご婦人。
1995年阪神・淡路大震災が発生し、お店も倒壊
1995年1月17日早朝、
大地震が阪神・淡路地区を襲い、
長田地区ではその後大火災も街を襲った。
![](https://i0.wp.com/kokohorenyann.com/wp-content/uploads/2023/01/9.jpg?resize=800%2C526&ssl=1)
神戸市長田区は1万5000棟以上の建物が全壊し、
5000棟近くが火災で全焼するなど、
神戸市内でも特に大きな被害が出た地域でした。
神戸市は混乱の中、震災のわずか2か月後に、
新長田駅の南側20ヘクタールの復興に向けた都市計画をまとめました。
『いろは』も地震でお店は倒壊したが、
地域の大規模な復興の前に、
お店はいち早く再開しました。
新長田地域の復興
災害に強い安全・安心なまちづくり実現のため、
道路・防災公園などの公共施設整備や、
耐火建築物の建築による都市の不燃化などを図ってきました。
見た目には復興を遂げたかのように思えます。
ですが、
”再開発が街をなくした”
と言われています。
その訳は、
計42棟ものビルが建設されましたが、
震災前の地権者のうち戻ってきたのは半分ほどにとどまっていて、
神戸市が保有する区画の約58%が未だに売れ残っています。
人の流れが変わってしまった、
と地域の人は言います。
震災後、焼け野原の長田をいったん離れてしまった人は多く、
移り住んだ先で子どこが小学校や中学校に通い始めてしまうと
その土地に根付いてしまい、
若い人は長田に戻ってこず、高齢者ばかりが残ったそうです。
寂しいですね。。
子どもたちや若い人を見守る店主のおっちゃんはあたたかく、
なくしてしまった地域でする子育てというものが
長田、この新長田1番街商店街にはあります。
核家族や1人親家庭が増えた時代に
地域のつながりや見守りがあるのは
子育て世代にとっては何物にも代えがたいものです。
まとめ
・ドキュメント72時間、
新長田にある新長田1番街商店街にある『いろは』に密着
・1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災からの復興の地
・復興を遂げた新長田地区だが、人が戻らず寂しい街になっている
・『いろは』のおっちゃんは子どもたちをあたたかく見守り、応援している存在
商店街の小さなお好み焼き屋さん。
そこにもあたたかいエピソードがいっぱいでした。
72時間、おもしろいですよね!
私も大好きな番組です。
今後も追いかけたいと思っています!
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