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秋になると、
どこからともなく漂ってくる花の香り。
周りをきょろきょろ見回しても
それらしき花も木もない…
なんてことありませんか?
金木犀(きんもくせい)の香りって
遠くまで届くので、
香りがしてもすぐ近くに花がないこともありますよね!
私もそんな経験を何度かしたことがあります。
”金木犀の香りってどのくらい遠くまで届くんだろう?”
って疑問に思ったことはありませんか?
今日はそれについて調べてみたので
ぜひ最後までお読みくださいね!
金木犀(きんもくせい)の香り(匂い)はどのくらい遠くまで届くの?
”あ!金木犀の香りがする!”
と思ってあたりを見回しても花も木もない…。
どこから香りが漂ってきたんだろう。
金木犀の香りは、
花の中で最も遠くへ香りが届くんだそうです。
金木犀は、別名『九里香』という中国名を持っていて、
強い香りが特徴の別名なんだそうです。
一里は約4㎞なので、
名前から見ると約36㎞も香るという意味なんですが、
中国では一里が約400~500mなので、
実際は約3~4km漂うといったところでしょうか。
3㎞といえど、すごいですよね!
そりゃ、見回しても花が見当たらないはず。
金木犀の香りが遠くまで届く秘密
では、どのくらい遠くまで届くかはわかりましたが、
なぜ金木犀の香りはそんなに遠くまで届くんでしょうか?
それは、香りの成分に原因があるようです。
金木犀の香りの成分を見てみると、
香りの中心はγデカラクトンというフルーティーな香り、
ベータヨノンというウッディパウダリーな匂い、
リナロールと言う天然に多く存在するさわやかな香気成分、
が大きい要素となっています。
ラクトンは分子量が大きくて重く、
ヨノンも単独では遠くまでいくような香りではないのに、
リナロールも含めたこれらの組み合わせだとうまく飛ぶようです。
この3つの香りの成分の絶妙な組み合わせによって、
この爽やかで甘いいい香りがこんなに遠くまで届くんですね~♪
そして、
気候的な条件も重なっています。
金木犀の花が咲きだすのは、
9月下旬から10月上旬、
その頃って、
暑い夏が終わりホッと一息、
やっと涼しい風誘われて外で過ごすことが多かったり、
からっとした空気に香りも運ばれやすい条件が
揃っていますよね。
空気中の湿度が高いと匂い分子はその場所に留まるんだそうです。
秋の乾燥した気候は香りを拡散させるのに適していると言えます。
そしてそれは、
晴れた日よりも曇りの日の方がより遠くに届きます。
晴れた日の方がより遠くに届きそうですが、
上昇気流に乗ってしまうため、
曇りの日の方が地上方法には遠くへ拡散するんですね~
知らなかった~
日本三大芳香花
良い香りを強く漂わせる、
“三大芳香花”と呼ばれるのが
このキンモクセイ・ジンチョウゲとそしてもう一つが、
「旅路の果てまでついてくる」と歌われるクチナシです。
沈丁花(じんちょうげ)もクチナシも
外を歩いていて香りに気づいて周りを見渡すと
必ず花を見つけることができますよね。
沈丁花は春先に花が咲くので空気が比較的乾燥気味の季節の花ですが、
金木犀ほど遠くまでは香りは届かないようです。
ですが、春を告げるように咲く花と、爽やかな香りに癒されますね。
クチナシは梅雨のころの花なので、
湿度の香りの関係上、花の周辺に香りが留まってしまうことが多く、
その分生暖かい湿度の高い気候と相まって
香りがもわっと沸き立つように強く香りますね。
香り自体は甘いですが、すきっとしています。
まとめ
・金木犀(きんもくせい)は中国名で別名『九里香』呼ばれ、
その香りは3~4㎞届くと言われている
・金木犀の香りが遠くまで届く秘密は、
γデカラクトン、ベータヨノン、リナロールという3つの香りの成分の組み合わせのため
・金木犀の香りが遠くまで届く秘密は、
秋の乾燥した気候で香り(匂い)が拡散されやすいやめ。
(曇りの日の方が地上周辺に拡散されやすい)
・日本三大芳香花として、金木犀、沈丁花(じんちょうげ)、クチナシがある
・日本三大芳香花の中でも、金木犀が一番とおくまで香る
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